「夜になると戸袋からカサカサと音が…」
「雨戸の近くにコウモリの糞らしきものも落ちてる…」
それらの雨戸や戸袋にコウモリが棲みついているかもしれません。
雨戸や戸袋は、気づかないうちにコウモリの格好の住処になっていることが多く、放置すると悪臭や健康被害、家屋の損傷にまで発展する可能性があります。
本記事では、コウモリが戸袋に棲みついている場合の3つのサインを紹介!
また自力でコウモリを戸袋から追い出す方法や追い出した後の清掃・消毒方法、自力で駆除できない時の業者の選び方まで徹底解説します。
コウモリが雨戸や戸袋にいるかもしれないと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
コウモリが戸袋に棲みついている場合の3つのサイン
コウモリが戸袋にいるかどうかを判断するためには、いくつかの特徴的なサインがあります。
以下でコウモリが戸袋にいる時の3つの特徴を紹介します。
コウモリが戸袋にいるかどうか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。
戸袋の下や周辺にフンが落ちている
コウモリのフンは、黒っぽくて細長く、パサパサしているのが特徴です。戸袋の下や周辺に、このようなフンが落ちていたら、コウモリがいる可能性が高いです。
そんなコウモリの糞の特徴は以下の通りです。
特徴 | 詳細 |
---|---|
色 | 黒褐色または黒色 |
形状 | 細長い(5mm~10mm程度) |
質感 | 乾燥していて脆い。触ると簡単に崩れる。 |
臭い | 強いアンモニア臭 |
その他 | キラキラ光るもの(昆虫の羽など)が混ざっていることがある。 |
夜間に戸袋から物音が聞こえる
コウモリは夜行性のため、夜になると活動を始めます。戸袋の中から、「カサカサ」「パタパタ」といった物音が聞こえる場合は、コウモリがいる可能性があります。
その他の兆候
- 戸袋周辺にコウモリの死骸がある。
- 戸袋にコウモリの尿によるシミがある。
- 戸袋の隙間にコウモリの体毛が付着している。
- 家の周辺でコウモリが飛んでいるのを目撃する。
これらの兆候が見られる場合は、コウモリが戸袋に住み着いている可能性が高いと考えられます。早めの対策が必要です。
自力でコウモリを戸袋から追い出す4つの方法
コウモリを自力で安全に追い出すためには、以下4つの方法があります。
忌避スプレーで追い出す
市販のコウモリ忌避スプレーは、コウモリが嫌がる臭い成分(ハッカ油など)を含んでおり、戸袋に噴射することでコウモリを追い出すことができます。
使用方法
- 準備: マスク、手袋、ゴーグル、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避ける。
- 換気: 作業前に、窓を開けて換気する。
- 噴射: 戸袋の隙間や、コウモリがいそうな場所に、スプレーを十分に噴射する。
- 待機: コウモリが逃げ出すまで、しばらく待つ。
- 確認: コウモリが完全にいなくなったことを確認する。
注意点:
- スプレーの成分によっては、人体に有害な場合があるため、使用上の注意をよく読んでから使用する。
- スプレーの効果は一時的なものであり、再侵入を防ぐためには、他の対策と併用する必要がある。
- スプレーを使用する際は、必ず風向きを考え、自分にかからないようにする。
- 妊娠中の方や、乳幼児、ペットがいる家庭では使用を控えるか、専門業者に相談する。
ハッカ油を使う
ハッカ油は、コウモリが嫌がる臭い成分(メントール)を多く含んでおり、忌避効果があります。
使用方法
- 準備: ハッカ油、無水エタノール、スプレーボトル、精製水(または水)を用意する。
- ハッカ油スプレーを作る:
- スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れる。
- ハッカ油を20~30滴程度加える。
- 精製水(または水)90mlを加えてよく混ぜる。
- 噴射: 戸袋の隙間や、コウモリがいそうな場所に、スプレーを十分に噴射する。
- 待機: コウモリが逃げ出すまで、しばらく待つ。
- 確認: コウモリが完全にいなくなったことを確認する。
注意点:
- ハッカ油は、原液のまま使用すると刺激が強すぎるため、必ず希釈して使用する。
- ハッカ油は、プラスチックを溶かす可能性があるため、スプレーボトルはガラス製のものを使用する。
- ハッカ油の臭いは、人によっては不快に感じる場合があるため、使用量に注意する。
燻煙剤を使う
コウモリ用の燻煙剤も市販されています。燻煙剤は煙の力でコウモリを追い出すことができます。
使用方法
- 準備: マスク、手袋、ゴーグルを着用する。
- 密閉: 戸袋周辺の窓や隙間を塞ぎ、煙が漏れないようにする。
- 点火: 燻煙剤に点火し、戸袋の中に設置する。
- 待機: コウモリが逃げ出すまで、しばらく待つ(製品に記載された時間)。
- 換気: 窓を開けて十分に換気する。
- 確認: コウモリが完全にいなくなったことを確認する。
注意点:
- 燻煙剤は、火災報知器が作動する可能性があるため、使用前に必ず確認する。
- 燻煙剤は、人体に有害な成分を含む場合があるため、使用上の注意をよく読んでから使用する。
- 燻煙剤を使用する際は、必ず周囲に人がいないことを確認する。
超音波装置は効果がある?
コウモリ駆除用の超音波装置も販売されていますが、その効果については賛否両論があります。
- 肯定的な意見: 一部の超音波装置は、コウモリが嫌がる周波数の超音波を発することで、忌避効果があるとする意見があります。
- 否定的な意見: コウモリは超音波に慣れてしまうため、長期的には効果がないとする意見や、そもそも超音波がコウモリに届かない、効果がないとする研究結果もあります。
超音波装置を使用する場合は、効果がない可能性も考慮し、他の対策と併用することをおすすめします。
コウモリを追い出した後の清掃・消毒方法
コウモリを追い出した後は、糞尿や汚れを徹底的に清掃・消毒する必要があります。
清掃に必要なもの
- マスク(N95規格など、防塵性の高いもの)
- ゴーグル
- 手袋(使い捨てのゴム手袋など)
- 長袖・長ズボン(汚れても良いもの)
- 帽子
- 掃除機(HEPAフィルター付きが望ましい)
- ほうき、ちりとり
- 雑巾
- バケツ
- 消毒液(次亜塩素酸ナトリウムなど)
- ゴミ袋
清掃手順
- 防護: マスク、ゴーグル、手袋、長袖・長ズボン、帽子を着用する。
- 換気: 窓を開けて換気する。
- 糞の除去: 掃除機やほうきで、コウモリの糞を丁寧に除去する。
- 掃除機を使用する場合は、HEPAフィルター付きのものを使用し、排気にも注意する。
- 糞が乾燥している場合は、霧吹きなどで湿らせてから除去すると、粉塵の飛散を防ぐことができる。
- 拭き掃除: 雑巾で、戸袋の内部や周辺を水拭きする。
- 乾燥: 戸袋を十分に乾燥させる。
消毒方法
清掃後、消毒液(次亜塩素酸ナトリウムなど)を使用して、戸袋の内部や周辺を消毒します。
消毒液の作り方(次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合)
- 家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム濃度約5%)を使用する場合、水で100倍に希釈する(例:水1リットルに対して漂白剤10ml)。
- 必ず換気をしながら作業する。
- 金属部分に使用すると腐食する可能性があるため注意する。
消毒手順
- 準備: 消毒液、スプレーボトル、雑巾を用意する。
- 噴霧: スプレーボトルに入れた消毒液を、戸袋の内部や周辺に、まんべんなく噴霧する。
- 拭き取り: 雑巾で、消毒液を拭き取る。
- 乾燥: 戸袋を十分に乾燥させる。
注意点:
- 消毒液は、人体に有害な場合があるため、使用上の注意をよく読んでから使用する。
- 消毒液は、色落ちや変色を引き起こす可能性があるため、目立たない場所で試してから使用する。
- 使用した清掃用具(雑巾、手袋など)は、ビニール袋に入れて密閉し、可燃ゴミとして廃棄する。
コウモリの再侵入を防ぐための対策
コウモリを追い出した後、再侵入を防ぐための対策は非常に重要です。
戸袋の隙間を塞ぐ
コウモリは、わずか1cm程度の隙間でも侵入することができます。戸袋の隙間を徹底的に塞ぐことが、再侵入防止の最も効果的な対策です。
隙間を塞ぐための材料
- パンチングメタル: 耐久性が高く、コウモリがかじって穴を開けることができないため、おすすめです。
- 金網: 細かい網目のものを選び、コウモリが侵入できないようにする。
- シーリング材: コーキングガンを使って、隙間を埋める。
- 防鳥ネット: 戸袋全体を覆うように設置する。
- 隙間テープ: 一時的な対策として使用できる。
隙間を塞ぐ手順
- 隙間の確認: 戸袋の周りをよく観察し、隙間がないか確認する。
- 清掃: 隙間周辺の汚れをきれいに取り除く。
- 材料の選択: 隙間の大きさや場所に合わせて、適切な材料を選ぶ。
- 施工: 選んだ材料を使って、隙間を丁寧に塞ぐ。
- パンチングメタルや金網を使用する場合は、ビスや釘でしっかりと固定する。
- シーリング材を使用する場合は、コーキングガンを使って、隙間を埋める。
定期的な雨戸の開閉
戸袋は、長期間閉めっぱなしにしていると、コウモリが住み着きやすくなります。定期的に雨戸を開閉することで、コウモリが住み着きにくい環境を作ることができます。
- 開閉頻度: 少なくとも月に1回は、雨戸を開閉する。
- 開閉時間: 日中に数時間程度、雨戸を開けておく。
その他の侵入経路の確認と対策
コウモリは戸袋以外にも、様々な場所から侵入してきます。
- 換気口: 換気口に金網や防虫ネットを取り付ける。
- 屋根裏: 屋根裏の隙間を塞ぐ。
- 壁のひび割れ: 壁のひび割れを補修する。
- エアコンの配管: エアコンの配管と壁の隙間をパテなどで埋める。
コウモリ駆除に関する法的規制(鳥獣保護管理法)
コウモリは、「鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」によって保護されています。無許可で捕獲したり、傷つけたり、殺したりすることは法律で禁止されています。
違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
参考:e-Gov 法令検索 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
例外:
- 都道府県知事の許可: 危害を加える恐れがある場合など、やむを得ない理由がある場合は、都道府県知事の許可を得て捕獲することができます。
- 追い出し: 傷つけたり、殺したりせずに、追い出す行為は、原則として許可は不要です。
しかし、追い出し方法によっては、コウモリを傷つけてしまう可能性があるため、注意が必要です。不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
自力で駆除できない場合は専門業者に依頼しよう!
自力でコウモリを追い出せない、駆除できない場合は、専門業者に依頼しましょう!
コウモリ駆除を自力で行うのは、法律違反をはじめ、感染症やアレルギーなどのリスクを考慮すると、どうしてもおすすめできません。
また自力となると、どうしても確実に駆除できない可能性が高く、コウモリの侵入を再発させてしまう可能性が高くなります。
そのため、専門の駆除業者に依頼することをおすすめします!
以下、専門の駆除業者に依頼するメリットとなりますのでぜひご確認ください。
メリット | 詳細 |
---|---|
安全性 | コウモリの生態や習性を熟知しているため、安全かつ確実に駆除してくれる。 |
確実性 | 専門的な知識と技術、機材を持っているため、再発防止策も徹底してくれる。 |
法的知識 | 鳥獣保護管理法などの法令を遵守した上で、適切な方法で駆除してくれる。 |
手間がかからない | 自分で行う手間や時間を省くことができる。 |
アフターフォロー | 駆除後の清掃や消毒、再発防止対策まで、一貫して対応してくれる業者もある。 |
信頼できる業者選ぶ際の7つのポイント
- 実績: コウモリ駆除の実績が豊富であること。
- 料金: 料金体系が明確であること。
- 見積もりは無料か、追加料金が発生する場合はどのような場合かを確認する。
- 対応: 電話やメールでの対応が丁寧で、質問にしっかりと答えてくれること。
- 保証: 再発保証があるかどうかを確認する。
- 資格: 「ペストコントロール技能師」や「狩猟免許」などの資格を持っているか確認する。
- 口コミ: インターネット上の口コミや評判を参考にする。
- 複数社から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討する。
以下に口コミ評判の良い駆除業者をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
当サイトがおすすめしたいコウモリ駆除業者は、加盟協会累計50,000件以上の実績がある駆除エキスパートです。
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口コミ評判を理解し害獣駆除業者を選ぶことをおすすめします。
【FAQ】コウモリが戸袋に棲みついた問題によくある質問
Q1. コウモリはいつ頃活動しますか?
A1. コウモリは夜行性のため、日没後から夜明け前にかけて活動します。
Q2. コウモリは人に危害を加えますか?
A2. コウモリは、基本的に臆病な性格で、人から近づかない限り、攻撃してくることはありません。しかし、素手で触ったり、刺激したりすると、噛みつかれる可能性があるので注意が必要です。
Q3. コウモリの糞は、どのように処理すればよいですか?
A3. コウモリの糞には、様々な病原菌や寄生虫が含まれている可能性があるため、必ずマスク、ゴーグル、手袋を着用し、掃除機やほうきで丁寧に除去してください。その後、消毒液(次亜塩素酸ナトリウムなど)で消毒し、使用した清掃用具は、ビニール袋に入れて密閉し、可燃ゴミとして廃棄してください。
Q4. コウモリの駆除費用はどのくらいかかりますか?
A4. コウモリの駆除費用は、被害状況や建物の構造、業者によって異なりますが、一般的には数万円〜数十万円程度が相場です。
駆除エキスパートは24時間365日受付対応しており、現地調査や見積もりは無料で行ってくれます。最短当日30分以内に自宅まで来てくれるので、コウモリの被害にお悩みの方は今すぐ問い合わせましょう。
Q5. 自分でコウモリを駆除しても大丈夫ですか?
A5. コウモリを傷つけずに追い出すだけであれば、自分で行うことも可能です。しかし、再侵入防止対策や、高所での作業が必要な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
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まとめ
コウモリが戸袋に住み着くと、様々な問題が発生する可能性があります。この記事では、コウモリを安全かつ確実に追い出し、再侵入を防ぐための具体的な方法を解説しました。
重要なポイント
- コウモリは、鳥獣保護管理法によって保護されているため、無許可で捕獲したり、傷つけたり、殺したりすることはできない。
- コウモリを追い出すためには、忌避スプレーやハッカ油、燻煙剤などが有効。
- コウモリを追い出した後は、糞尿や汚れを徹底的に清掃・消毒する必要がある。
- 再侵入を防ぐためには、戸袋の隙間を塞ぐ、定期的に雨戸を開閉するなどの対策が必要。
- 自分で駆除するのが難しい場合は、専門業者に依頼するのがおすすめ。
この記事を参考に、コウモリ問題を解決し、快適な生活を取り戻してください。