アパートに設置されているエアコンからコウモリのカサカサした音やキーキー声に困っていませんか?
コウモリの被害を放置すると、カビの繁殖や感染症のリスクや睡眠の妨げなど、日常生活に様々な問題を引き起こします。
しかし、コウモリは鳥獣保護管理法の対象となっているので、捕獲や駆除を行う際は法律を守る必要があります。
むやみに駆除を行うと、法律違反に問われるリスクもあるため注意が必要です。
そこで本記事では、コウモリがアパートのエアコンに住みつく3つの原因を解説!
また住みついた場合の対処法や被害を放置するリスクなども徹底解説しますので、アパートのエアコンに住みついたコウモリに悩まされている方はぜひご確認ください。
コウモリがアパートのエアコンに住みつく3つの原因
コウモリがアパートのエアコンに住みつく原因は以下の3つが挙げられます。
- エアコン配管の隙間や室外機の向こうが好環境になっている
- ベランダや外壁の破損が侵入経路となっている
- コウモリの習性と生態と相性がいい
これらの原因を理解することで、効果的な対策を講じることができますので、コウモリがアパートのエアコンに住みついて困っている方はぜひご確認ください。
エアコン配管の隙間や室外機の裏が好環境になっている
コウモリは狭い場所を好む習性があり、エアコン配管周辺の小さな隙間や室外機の裏側は、コウモリにとって格好の隠れ家となります。
特に配管を固定するパテやカバーが経年劣化すると、隙間が生じやすくなります。
またアパートでは、ベランダに室外機が密集していることが多く、一度コウモリが侵入すると、被害が広がりやすい傾向があります。
ベランダや外壁の破損が侵入経路となっている
築年数が古いアパートでは、外壁やベランダのコンクリートにひび割れが発生しやすく、これらの隙間がコウモリの侵入口となります。
特に配管口や換気口など、人の目が届きにくい場所は、コウモリが侵入しやすいポイントです。
また一度侵入経路を見つけると、コウモリは執拗に同じ場所を使い続ける傾向があります。
コウモリの習性と生態
コウモリは夜行性で、夜になると餌を求めて活動します。
都市部でも、街灯の周りに集まる昆虫を求めてコウモリが現れます。
日本に生息するアブラコウモリなどの小型コウモリは、2cmほどの隙間でも侵入できるため、注意が必要です。
コウモリは鳥獣保護管理法で保護されており捕獲が禁止されています。(参考:環境省HP-鳥獣保護管理法の概要)
捕獲や殺傷は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金のリスクがあるので、自力で駆除することはおすすめできません。
「今すぐ駆除してほしい!」といった場合は、専門の駆除業者に相談することをおすすめします。
駆除エキスパートは24時間365日受付対応しており、現地調査や見積もりは無料で行ってくれます。最短当日30分以内に自宅まで来てくれるので、コウモリの被害にお悩みの方は今すぐ問い合わせましょう。
コウモリがアパートのエアコンに住みついた場合の3つの対処法
アパートのエアコンにコウモリが住みついた場合、次の3つの対処法があります。
- アパートのオーナーや管理会社へ連絡する
- 自力でコウモリを追い出す
- 専門の駆除業者に依頼する
アパートのエアコンにコウモリが住みついた場合、どうすればいいかわからない方も多いですよね。
そんな住みついたコウモリの対処法を以下でそれぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
アパートのオーナーや管理会社へ連絡する
賃貸契約において共用部分の修繕は、アパートのオーナーや管理会社の負担となるケースがあるため、まずは状況を報告しましょう。
アパートのオーナーや管理会社に連絡する際は、次の3つを具体的に伝えましょう。
- コウモリの発見日時や場所
- フンの状況
- 異臭の有無
管理会社によっては、対応が遅い場合があるため、連絡はメールなどの記録に残る手段で行いましょう。
対応が遅い場合は、自治体の消費生活センターや市役所・区役所の相談窓口に相談しましょう。
自力でコウモリを追い出す
自力でコウモリを追い出す方法は、次のとおりです。
- エアコン配管周りのパテや室外機の隙間をコーキング材や防水パテで塞ぐ
- 超音波グッズや忌避剤を利用する
エアコン配管周りのパテや室外機の隙間をコーキング材や防水パテで塞ぐ場合は、金属メッシュや防鳥ネットを使うと、コウモリの侵入を防ぐ効果が期待できます。
ただし、これらの効果は一時的な場合もあります。
またエアコンにフンや巣を自力で清掃する際は、マスク、手袋、ゴーグルを着用し、糞や巣を撤去後、アルコール消毒液や漂白剤で丁寧に清掃しましょう。
コウモリのフンが原因となった喘息やアレルギー反応のほか、狂犬病やヒストプラズマ症、アルボウイルス感染症などの感染症の例もあります。(参考:ヒストプラスマ症(Histoplasmosis))
そのため、免疫力が低い小さなお子様や、高齢の方、ペットが家庭にいる方は自力で行わず、専門の駆除業者や市役所に相談しましょう。
専門の駆除業者に依頼する
専門の駆除業者に依頼することで、鳥獣保護管理法に配慮した方法で、コウモリを傷つけずに追い出すことが可能です。
高所での作業や隠れた侵入口の発見した場合は、自力で追い出したり駆除するのは困難です。
またコウモリのフンには様々なアレルギーや感染症などの健康リスクがあります。
そのため、専門の駆除業者に依頼することをおすすめします。
業者によっては、再発防止保証や定期点検などのアフターサービスを提供しているため、持続的にコウモリの被害を対策できるでしょう。
「どの駆除業者に依頼すればいいかわからない…」といった方は、以下に信頼できる駆除業者をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
アパートでコウモリ被害を放置する3つのリスク
コウモリがアパートに住み着くと、以下3つのリスクがあります。
- 衛生面のリスク|フンや尿による健康被害
- 騒音ストレス|深夜の羽ばたき音や鳴き声
- 法的なリスク|鳥獣保護管理法に違反
これらを理解し、早期に対処しリスクを回避しましょう。
以下でそれぞれ解説します。
衛生面のリスク|フンや尿による健康被害
アパートに住みついたコウモリの被害を放置すると、以下3つの衛生面のリスクがあります。
- カビの繁殖
- 害虫の発生
- 感染症リスク
コウモリのフンは「カビの繁殖を促し、不快な臭いを発生させる」「ハエやゴキブリなどの害虫を引き寄せる」といった被害を発生させます。
またコウモリのフンには、ヒストプラズマ症などの感染症を引き起こす病原菌が含まれている可能性があります。
具体的な症状としては、ヒストプラズマ症が挙げられます。
ヒストプラズマ症は、呼吸器系の感染症で、発熱、咳、倦怠感などの症状を引き起こすリスクがあるため、放置することはおすすめできません。(参考:ヒストプラスマ症(Histoplasmosis))
騒音ストレス|深夜の羽ばたき音や鳴き声
アパートに住みついたコウモリの被害を放置すると、以下3つの騒音による被害があります。
- 羽ばたき音や鳴き声が睡眠を妨げる
- 騒音による睡眠不足は、ストレスや体調不良の原因になる
- コウモリの存在自体が、不快感や恐怖感を引き起こす
これらの騒音によるストレスは、生活の質を下げてしまうため、早急に対処しましょう。
法的なリスク|鳥獣保護管理法に違反
コウモリは鳥獣保護管理法によって保護されており、許可なく捕獲や殺傷を行うことは法律で禁止されています。
法律に違反した場合、罰金や懲役などの法的責任を問われる可能性があります。
万が一、捕獲や殺傷した場合は捕獲や殺傷は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金のリスクがあるため、放置しておくことはおすすめできません。(参考:環境省HP-鳥獣保護管理法の概要)
これらのリスクを回避するためにも、コウモリの痕跡があった場合は早急に対処することをおすすめします。
アパートにコウモリを住みつかせないための3つの対策
コウモリの侵入を未然に防ぎ、快適なアパート生活を維持するためには、日頃からのメンテナンスが不可欠です。
単なる清掃だけでなく、構造的な点検や環境管理までを含めた、総合的なアプローチが重要になります。
以下でそれぞれ解説します。
外壁やベランダを定期的に点検する
コウモリはわずかな隙間からでも侵入するため、外壁やベランダの隅々まで注意深く点検する必要があります。
特に、築年数の古いアパートでは、経年劣化によるひび割れや隙間が生じやすいため、入念なチェックが重要です。
チェックポイントは以下のとおりです。
- 外壁のひび割れ: 外壁の表面にひび割れがないか、特に窓枠や配管周りを確認する
- ベランダの隙間: ベランダの手すりや床、排水口周辺に隙間がないか確認する
- 配管の劣化: エアコンの配管や換気扇のダクト周りのパテやカバーが劣化していないかする
- 換気口: 換気口の網が破れていないか、隙間がないかを確認する
- 屋根の軒下: 屋根の軒下や雨樋の接続部分も、コウモリの侵入口となる可能性があります。
- 点検頻度:季節ごとの変化を考慮する
ひび割れや隙間を発見した場合は、早めに補修を行うことが大切です。
市販のコーキング材やパテを使用するか、専門業者に依頼して補修を行いましょう。
補修を行う際は、隙間を完全に塞ぐように注意し、コウモリが再び侵入できないようにしましょう。
コウモリが寄り付かない環境を作る
ベランダにゴミや段ボールを放置すると、コウモリだけでなく、ハエやゴキブリ、ネズミなどの害虫も発生しやすくなります。
これらの害虫は、コウモリの餌となるため、結果的にコウモリを呼び寄せてしまうことになります。
そんなコウモリが寄り付かない環境づくりは以下のとおりです。
- ゴミの分別: ゴミは適切に分別し、指定された収集日にきちんと出す
- 不用品の処分: 長期間使用しない不用品は、早めに処分する
- ベランダの清掃: 定期的にベランダを清掃し、ゴミや汚れを取り除く
これらを意識し、コウモリが寄り付かない環境を整えましょう。
コウモリの隠れ場所をなくす
アパートのエアコン室外機の周辺は、コウモリが隠れやすい場所です。室外機周りに物を置いたり、植木鉢を密集させたりしないようにしましょう。
ベランダに不要な物を置かないように心がけ、整理整頓を徹底しましょう。
洗濯物や布団を長時間干したままにするのも、コウモリの隠れ場所になる可能性があるため注意しましょう。
そんなコウモリの隠れ場所をなくす方法は以下のとおりです。
- 餌場を作らない:コウモリの誘因を断つ
- 生ゴミの適切な処理:臭いも発生源
生ゴミや食べ物のカスは、コウモリの餌となる昆虫を引き寄せます。生ゴミは、密閉できる蓋付きのゴミ箱に保管し、こまめに捨てるようにしましょう。
調理中の食べ物のカスやこぼれた飲み物なども、放置せずにすぐに拭き取るようにしましょう。
ベランダでの食事は避け、食べ残しが出ないように注意しましょう。
またベランダの排水溝が詰まっていると、水が溜まり、虫が発生しやすくなります。排水溝の清掃を定期的に行い、清潔な状態を保つようにしましょう。
植木鉢の受け皿に水が溜まったままになっていると、蚊が発生しやすくなります。受け皿の水をこまめに交換しましょう。
虫除け剤を使用する際は、ペットや小さなお子さんがいる場合は、安全なものを選びましょう。
【Q&A】アパートのエアコンにコウモリが住みついた問題によくある質問
本章では、アパートのエアコンにコウモリが住みついた問題によくある質問を紹介します。
事前に不明点を確認しておくことでトラブルなく利用することができます。
以下でそれぞれの質問にお答えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Q1:コウモリの駆除はいつの時期がいいですか?
A1: コウモリは春から夏にかけて活動が活発になります。秋口あたりが、駆除に適していると言われています。
真冬は作業がしにくい場合もあります。
Q2:コウモリの種類によって法律は変わりますか?
A2: コウモリは鳥獣保護管理法で保護されているため、種類に関わらず、殺傷や巣の破壊は法律違反となります。
予防回避剤や超音波グッズの使用は、一般的には法律違反にはなりませんが、不安な場合は自治体や業者に相談しましょう。
Q3:ベランダのフン掃除はどうすれば安全ですか?
A3: マスク、手袋、メガネなどの防護具を着用し、感染症対策を徹底しましょう。
掃除後は、漂白剤やアルコールで消毒し、ゴミはビニール袋を二重にして密封して廃棄してください。
Q4:引っ越し先でもコウモリ被害が心配です。物件選びのコツは?
A4: エアコン配管のメンテナンスや外壁の状態をしっかり確認している物件を選びましょう。築年数、清掃状態、防鳥ネットの設置状況などを確認するとよいでしょう。
まとめ:コウモリがアパートのエアコンに住みつく問題は早めの行動がカギ!
コウモリ問題は、早めの行動が解決への鍵となります。
早期に対策を講じることで、被害の拡大を防ぎ、コストやストレスを最小限に抑えることができます。
対策としては、次のとおりです。
- 管理会社やオーナーに速やかに連絡する
- 自力で封鎖や清掃を行う
- 専門業者に依頼し、根本的な解決を目指しましょう。
管理会社が対応してくれない場合は、役所や自治体の相談窓口にアドバイスを求めましょう。
自力での駆除は、様々なリスクもあり、おすすめできません。
安全かつ確実にコウモリを駆除したい方は、専門の駆除業者に依頼することをおすすめします。
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