「天井裏で音がする」「フンを見つけた」
…けれど、どこからネズミが入ってきたのかがわからないとお悩みの方は非常に多いのではないでしょうか。
侵入経路が特定できなければ、対策を施しても再発のリスクを残したままになりかねません。
そこで本記事では、実際によく伺うご質問に対して、一問一答形式でお答えいたします。
Q1:ネズミはどこから侵入してくるのですか?
A:スペースさえあれば、極論どこからでも進入します。
直径2cm、1円玉程度のすき間があれば、ネズミは侵入可能です。
とはいえ、その中でも侵入しやすい経路があるので、以下の箇所から見てみると良いでしょう。
- エアコンの配管周り(室外機側・パテが劣化している場合)
- 換気口・通気孔(浴室やトイレなど)
- 屋根裏の通気口や戸袋
- 基礎の通風孔や床下収納のすき間
実際の施工現場でも、特にエアコン配管のすき間や換気口からの侵入が多く見受けられます。
建物の築年数や構造によっては、気付きにくい場所に侵入経路が潜んでいるケースも少なくありません。
Q2:侵入経路がわからない場合、どうやって調べれば良いですか?
A:音・フン・汚れなどの“痕跡”をもとに動線を推測する方法があります。
侵入経路が目視できない場合でも、以下のような兆候から動線を特定することが可能です。
- フンの場所と量(複数箇所で見つかると定着の可能性大)
- 食材や袋のかじり跡
- 夜中に音が聞こえた部屋や壁の位置
- 天井や壁に沿った黒ずみ(ラットサインとも言います)
実際の現場でも、「音がした部屋と実際の侵入口が全く別」という事例は珍しくありません。
ネズミは天井裏や壁内を移動するため、表面上の被害と内部の経路が一致しないケースがよくあります。
そのため、あくまで「推測」に留めておきましょう。
Q3:自分で侵入口を塞ぐことはできますか?
A:市販品による応急処置は可能ですが、封鎖の方法を誤ると逆効果になることもあります。
一般的に、以下のような道具で簡易的な封鎖は行えます。
身近な場所で言うとホームセンターで揃えられるでしょう。
- 防獣用パテ・コーキング材
- ステンレス製のパンチングメタル
- 防鼠ブラシやワイヤーネット
ただし、既にネズミが屋内に侵入している状態で出入口を封鎖してしまうと、別の場所を破壊して脱出しようとする恐れもあるため注意が必要です。
そのため、侵入口を防ぐ場合はまず全てのネズミを追い出してから行う必要があります。
実際に「自分で塞いだら、今度は床下から音が…」というご相談も寄せられています。
封鎖作業は、侵入の有無や巣の有無を確認した上で段階的に行うことが重要です。
確実な封鎖をしたいならプロに依頼するのがおすすめです。
以下のおすすめ害獣駆除業者リストをご活用ください。
Q4:音はするのに入り口が見つかりません。ネズミの可能性は高いですか?
A:夜間に壁内・天井裏で音がする場合、ネズミの可能性は高いです。
ただし、ネズミ以外の可能性も否めません。
イタチやハクビシンといったその他の害獣の可能性もあるでしょう。
そんなときは音の大きさだけでなく、音の特徴やフンにも目を向けてみましょう。
害獣 | 音の特徴 | フンの特徴 |
---|---|---|
ネズミ | 小刻み・軽い足音 | 米粒大で黒く小さい、点在する |
イタチ | ドタドタと走るような音 | 長く細い形状 |
ハクビシン | ズシッとした重めの音 | 太く丸い、においが強くまとまりやすい |
「まさかネズミとは思いませんでした」と驚かれるお客様が多いですが、思っているよりも大きな音が聞こえてくるのでそう思うのも無理ありません。そのような場合でも音の大きさだけでなく、音の傾向やフンの特徴から十分に判別可能です。
Q5:どのタイミングで業者に相談すればいいですか?
A:以下のいずれかに該当する場合は、早期の無料調査をおすすめします。
- 天井裏・壁の中からの音が1週間以上続いている
- フンやかじり跡が複数箇所に見られる
- 小さなお子様・ペットがいるご家庭
- 侵入経路がわからないまま被害が拡大している
- 再発を防ぐための対策方法が不明
多くの業者では、侵入経路の特定から再侵入の防止策まで、建物の構造に合わせた対策を無料で提案しています。
まとめ:侵入経路の“見えない不安”はプロの診断で解決できます
ネズミの侵入経路がわからないと、「何をすれば良いか」自体が曖昧になってしまいがちです。
放置すれば、健康被害・配線破損・火災リスクといった二次被害の可能性も否定できません。
「もしかして…」と思ったタイミングで、まずは業者を探すところから始めてみましょう。