家や飲食店などの建物に侵入するネズミは、放置すると食料被害や衛生リスク、建物損傷など重大な問題を引き起こします。本記事では、「ネズミ駆除」に関する情報を一挙にまとめ、以下のようなトピックを網羅的に解説します。
・ネズミ被害の具体的リスク
・発生原因、侵入経路の確認方法
・粘着シートや忌避剤、捕獲器などの対策グッズ一覧
・自治体による支援・相談先
・プロの駆除業者選びのコツ
・予防策・定期メンテナンスの重要性
さらに、信頼できる公的機関や企業サイトのリンクもご紹介しながら、確度の高い情報をお届けします。ネズミ被害に悩む方、早期解決したい方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
- ネズミが引き起こす被害とリスク
- ネズミの発生原因と侵入経路を徹底解説
- 自分でできるネズミ駆除方法・グッズ一覧
- 自治体による支援と公的機関の見解
- プロの駆除業者に依頼する際のポイント
- ネズミ被害を未然に防ぐ日常の予防策
- まとめ|早めの対応で安全・快適な環境を
1. ネズミが引き起こす被害とリスク
ネズミは世界中に分布し、日本では主にドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミなどが建物に侵入しやすいとされています。小動物だからと侮りがちですが、実際には以下のような深刻な被害につながる場合があります。
1-1. 衛生面のリスク(病原菌・ウイルスの媒介)
ネズミはハンタウイルス、サルモネラ菌、レプトスピラ症などの病原菌を媒介する可能性があるため、人への感染が懸念されます。糞尿や毛の飛散によるアレルギー、食品汚染なども問題視されます。
参考情報:厚生労働省ホームページ(病原菌等の情報が確認できます)
1-2. 食品・備蓄品の被害
調理場・食品庫・飲食店の倉庫などにネズミが侵入すると、食品がかじられて廃棄を余儀なくされたり、衛生管理上営業停止などの措置が必要になる場合も。家庭でもキッチンやパントリーへの侵入は深刻です。
1-3. 建物・設備の損傷や火災リスク
ネズミは硬いものでもかじる習性があり、壁や柱、電気配線などをかじられると感電や火災の原因になります。特にクマネズミなどは高いところを行き来できるため、屋根裏の配線を破損してしまうケースも。
1-4. 繁殖力の高さによる被害拡大
ネズミの繁殖サイクルは短く、短期間で数が増えるため、被害は指数関数的に広がる可能性があります。「そのうちいなくなる」と放置していると、ますます手がつけられなくなる恐れがあります。

▲ネズミが住み着くと、糞尿やかじられた後が見つかることも多い。家の中や屋根裏で物音がすると、数匹は住み着いてる証拠です。数匹住み着くと、ネズミの繁殖力の凄まじさで半年や1年で何十匹にもすぐ増えることがあるので早期発見、早期駆除が欠かせません。
2. ネズミの発生原因と侵入経路を徹底解説
2-1. 発生原因:エサと巣材が豊富な環境
飲食店周りや家庭のゴミ置き場に食品クズ・生ゴミが大量にあると、ネズミが定着しやすくなります。また、古新聞・段ボール・布切れなどが巣材として利用されるため、整理整頓や清掃が行き届いていない場所はリスクが高まります。
2-2. 代表的な侵入経路
- ドアや窓の隙間:わずか1cmほどの隙間でもネズミは潜り抜ける
- 配管周り・換気扇ダクト:パイプと壁の間に隙間があると要注意
- 屋根裏・軒下:クマネズミなどが外壁をよじ登って侵入
- 下水道:ドブネズミは下水道から上がってくる
侵入経路を特定するには、ネズミの通り道となりそうな場所を一つひとつチェックし、糞・かじり痕・足跡などを探すのが有効です。以下はイメージイラストですが、ネズミは10円玉や5円玉のような極めて小さな穴から家屋に浸入します。そのため、新築であってもネズミ被害が発生する事態が昨今流行しています。

3. 自分でできるネズミ駆除方法・グッズ一覧
ここでは、市販されているネズミ駆除グッズやDIYでできる方法をまとめました。自分で対策を始める際に役立ててください。
3-1. 粘着シート・捕獲器
- 粘着シート:通路となる場所に複数枚敷き詰めておく。低コストで導入可能だが、ペットや子どもが誤って触れないよう注意。
- 捕獲器(生け捕りタイプ):「人道的に駆除したい」「殺鼠剤を使いたくない」という場合におすすめ。捕獲後の処理や衛生管理は忘れずに。
3-2. 忌避剤(スプレー・置き型)
強いハーブ系の香りや化学成分でネズミを寄せ付けないタイプの製品。
例:アース製薬のネズミ忌避剤など。
効果持続期間が製品によって異なるため、定期的に交換する必要があります。
3-3. 超音波装置
超音波でネズミを不快にし、追い払う装置。人間には聞こえない音域を利用するものが多いですが、ネズミが慣れてしまう可能性や建物構造との相性があるため、他の方法と併用するのが効果的。
3-4. 殺鼠剤(毒エサ)
確実性が高い反面、取り扱いに注意が必要な方法。ペットや子どもがいる環境では、箱型の毒エサステーションを使うなど安全対策を徹底。
参考リンク:コメリ「ネズミ対策・駆除」
3-5. DIYでの侵入経路封鎖
ネズミを駆除しても、侵入されやすい隙間があれば再発リスクは高いです。
- ドアや窓の隙間にゴムパッキンやパテを詰める
- 排水口や通気口に金網・メッシュキャップを取り付け
- 壁や床の穴を専用パテ・コーキング材でふさぐ
今後の被害を予防するためにも、地道な補修が欠かせません。
▲DIYによるネズミ駆除方法の解説動画
3-6. 実際は自分で駆除は危険
ネズミは病原菌を媒介するリスクがあり、そのまま放置していると家族やペットへの健康被害はもちろん、壁や配線をかじられて火災の原因になる恐れもあります。
市販の忌避剤を置くだけでは一時的に動きを鈍らせる程度で、根本的な解決にはならないケースがほとんどです。ネズミは想像以上に繁殖力が高く、対応が遅れるほど家屋の被害が大きくなるばかりか、深刻な衛生トラブルを招きかねません。
早急に専門業者を呼んで確実な駆除と再発防止対策を行わないと、取り返しのつかない状況に陥る可能性があります。お金がかかるからと駆除しないで放置しているご家庭ほど、体調不良や家屋の腐食が大きくなってから、業者に依頼するので、結局後々の駆除費用が膨大になるケースがよくあります。
万全の安全を確保するためにも、今すぐプロに相談し、家や家族を危険から守りましょう。
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4. 自治体による支援と公的機関の見解
4-1. 自治体による相談窓口や駆除グッズの配布
一部の自治体(例:荒川区公式サイト)では、ネズミやゴキブリなどの駆除に関するパンフレットの配布、相談窓口の開設、場合によっては粘着シートや殺鼠剤の無料配布などを行っているところもあります。
ただし、補助や支援内容は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村に事前確認が必要です。
4-2. 補助金制度の可能性
害獣駆除に補助金を出している自治体もごく一部存在します。ただし、ネズミが補助金の対象となっているかは地域差が大きいです。
詳細は最寄りの役所・環境衛生部門にお問い合わせください。
全国的に、市役所などの行政自治体と連携してるネズミ駆除業者は「駆除エキスパート」一択である。といっても過言ではありません。ほとんどの場合、口コミが多いから、ネットで調べてよく出てくる業者に依頼した。その結果、悪徳業者であり、クーリングオフしました。という方が非常に多いです。
ご自身で調べるのも限界がございますから、私たち「みどりの害獣駆除相談窓口」が調査した結果を見ていただいて、優良業者を選ぶのが最適ではないかと感じております。
5. プロの駆除業者に依頼する際のポイント
5-1. 業者に頼むメリット
以下のケースでは、自己流よりもプロの駆除業者に依頼したほうが早期解決に繋がります。
- ネズミの被害が広範囲に及んでいる
- 配線や建物の内装・構造に大きなダメージがある
- 飲食店など、衛生管理が厳格に求められる業種
プロはネズミの生態や侵入経路を的確に把握し、再発防止策までパッケージで提案してくれます。
5-2. 業者選びのコツ
- 見積り内容:駆除費用・アフターフォロー・保証の有無を必ず確認
- 実績・口コミ:SNSや口コミサイト、地域コミュニティの評価などを調べる
- 日本有害鳥獣駆除 防除管理協会に加盟かどうかも参考に:一般社団法人「日本鳥獣駆除・防除管理協会」
6. ネズミ被害を未然に防ぐ日常の予防策
6-1. 定期的な清掃と衛生管理
ネズミが寄りつく最大の要因はエサ(食品クズ)と巣材です。
- 生ゴミを密閉容器に入れ、定期的に処分
- 屋外のゴミ袋は防獣タイプのカバーや蓋付きコンテナを使用
- 段ボールや古紙は早めにまとめて処分
6-2. 隙間・穴の点検・修繕
少しの隙間でも塞がない限り、ネズミは何度でも侵入可能です。建物周りを巡回し、小さな穴・亀裂を見つけたらパテ・コーキング材・金網などで確実に封鎖しましょう。
6-3. 定期的な点検とモニタリング
「最近見かけないから大丈夫」と油断しがちですが、天井裏や壁の中など目につかない場所で繁殖している可能性も。
- 1〜2ヶ月に一度は天井裏や物置など目の届きにくいところを点検
- 粘着シートを一時的にしかけ、ネズミがいるかどうか確認
こうした継続チェックが再発防止に役立ちます。
7. まとめ|早めの対応で安全・快適な環境を
ネズミ被害は衛生面から建物損傷まで、放置すればするほど深刻化する可能性があります。
早期に対策を始めるポイント:
・侵入経路の特定と封鎖(DIYや業者による建物修繕)
・粘着シート、忌避剤、毒エサなどの複合的な駆除
・自治体の支援(無料配布や相談窓口の活用)
・状況次第では専門業者への依頼がベストな場合も
本記事を参考に、まずは身近なところからネズミが入りにくい衛生的な環境を整え、もし既に被害が大きいなら早めにプロの手を借りてください。家族やスタッフ、お客様の安全と安心を守るためにも、「大丈夫だろう」と思わず、できることから始めましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※本記事の内容は、厚生労働省・荒川区公式サイト・アース製薬などの公的機関・専門企業サイトを参考に作成しています。
公的機関の情報・相談窓口
- 厚生労働省
感染症や有害生物に関する情報をまとめています。具体的な対処法や相談窓口の案内も掲載されているため、基本的な知識を得るのに役立ちます。
厚生労働省公式サイト(有害生物対策関連ページ) - 自治体の衛生主管部署
多くの自治体では、住民の衛生管理のために担当部署があり、害虫・害獣についての相談を受け付けています。地域によっては、自治体が駆除グッズの無料配布や貸し出しを行っていることもあるため、まずはお住まいの自治体サイトを確認してみましょう。
関西地方の各府県・自治体
以下は関西地方における代表的な府県の公式サイトです。自治体によっては独自の「生活衛生課」や「保健所」などで害虫・害獣対策の相談を受け付けているほか、駆除グッズの配布を行っている場合があります。詳細は、お住まいの市区町村のホームページや電話窓口にてご確認ください。
- 大阪府
大阪府庁のサイト内で、生活衛生や害虫・害獣に関する相談窓口を案内しています。市町村単位で取り組み状況が異なるので、最寄りの保健所・役所へお問い合わせください。
大阪府公式サイト - 京都府
京都府では、府内の保健所などがネズミ・ゴキブリなどに関する各種相談を受け付けています。市町村によっては薬剤配布や駆除用品の貸し出しを行っている場合があります。
京都府公式サイト - 兵庫県
兵庫県内の保健所や市町村の環境衛生担当部署などが、害虫・害獣に関する情報を提供しています。駆除方法や業者の紹介などを受けたい場合は、まずはお問い合わせください。
兵庫県公式サイト - 滋賀県
滋賀県では、住民の衛生環境を守るため、市町ごとに相談窓口を設置しています。相談内容に応じた対策や情報提供を受けることができます。
滋賀県公式サイト - 奈良県
奈良県の公式サイトでは、感染症や害虫防除に関する基本情報や、各市町村の相談窓口情報を提供しています。自治体によっては地域イベントなどで駆除グッズを配布することもあります。
奈良県公式サイト - 和歌山県
和歌山県では、保健所や市町村の環境衛生担当課が地域の相談に応じています。害虫・害獣被害でお困りの際は、まずは最寄りの行政窓口へお問い合わせください。
和歌山県公式サイト - 三重県
三重県内でも、市町ごとに衛生面の相談窓口が設置されており、害虫・害獣に関する情報や対策マニュアル等が入手できる場合があります。
三重県公式サイト
信頼性の高い企業サイトなど
- アース製薬
害虫・害獣対策の製品を多数取り扱っています。商品選びや駆除方法についての解説もあり、参考になります。
アース製薬公式サイト - フマキラー
家庭や事業所向けの駆除製品を取り扱い、各種対策方法を紹介しています。初めて駆除される方にもわかりやすい情報が掲載されています。
フマキラー公式サイト