「夜になるとベランダにコウモリが寄ってくる…!」
「フンや騒音で困っているけど、どうすればいいの?」
そんな悩みを抱えていませんか?
コウモリは、見た目の不快感だけでなく、健康被害や家屋へのダメージなど、様々な問題を引き起こす可能性があります。
そこで本記事では、ベランダにコウモリが寄ってくる理由や放置するリスクを解説!
また忌避剤、超音波、防鳥ネットといった、ベランダのコウモリよけグッズや安全にコウモリのフンを消毒する方法を紹介してまいりますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、早速みていきましょう!
ベランダにコウモリが来る理由
ベランダのコウモリが来る理由には、次の4つの原因が考えられます。
- 雨風をしのげる: ベランダは、コウモリにとって雨風をしのげる安全な場所となります。
- ねぐらとして利用: 天井や軒下、室外機の裏など、狭くて暗い場所をねぐらとして利用します。
- 餌となる昆虫がいる: ベランダの照明に集まる虫を捕食するために飛来します。
- 侵入しやすい隙間がある: 壁のひび割れ、換気口、エアコンの配管周りなど、わずかな隙間から侵入します。
日本で家屋に侵入するコウモリの多くは、「アブラコウモリ(イエコウモリ)」と呼ばれる種類です。アブラコウモリは、体長5cm程度、体重10g程度の小型のコウモリで、都市部でもよく見られます。
またアブラコウモリ(イエコウモリ)は繁殖力が非常に高く、寿命も2~5年程度と長いため、放置すると数が増え続ける可能性があります。特に、メスは年に1~3匹の子を産むため、出産シーズンを迎えるたびに個体数が増加します。
「気付けば屋根裏に100匹以上のコウモリが住み着いていた」というケースも報告されているため、コウモリの存在やフンなどの痕跡を発見した場合は、早めの対策が不可欠です。
コウモリ被害の実態と放置するリスク
コウモリは、見た目が不快なだけではありません。放置すると以下のように様々な被害やリスクをもたらします。
被害・リスク | 具体的な内容 |
---|---|
フン害 | ベランダや壁が汚れる、悪臭がする、アレルギーの原因となる、乾燥したフンが飛散し感染症のリスクがある。 |
騒音被害 | 夜間の羽音や鳴き声で、睡眠を妨げられる。 |
家屋への侵入 | 天井裏や壁の中に侵入し、断熱材を破壊したり、糞尿による汚染を引き起こす。 |
衛生害虫の発生 | コウモリに寄生するノミやダニが、室内に侵入する可能性がある。 |
精神的ストレス | コウモリの存在が、不快感や恐怖感を与え、精神的なストレスとなる。 |
感染症のリスク | SARS(重症急性呼吸器症候群)・ヒトプラズマ菌・ニパウィルス・狂犬病・リッサウィルスを媒介している可能性がある。(参考:国立感染症研究所) |
効果的!ベランダのコウモリよけグッズ
コウモリ対策には、様々なグッズが市販されています。ここでは、効果が期待できるおすすめのグッズと、その使い方を紹介します。
忌避剤
コウモリが嫌がるニオイを発する忌避剤は、手軽にできる対策として有効です。
タイプ | メリット | デメリット | おすすめ製品 |
---|---|---|---|
スプレータイプ | 広範囲に噴射できる、即効性がある。 | 効果の持続時間が短い、雨で流れる。 | イカリ消毒「コウモリ忌避スプレー スーパーコウモリジェット」 レインボー薬品「コウモリ来ないで」 |
ジェルタイプ | 効果が長持ちする、雨に強い。 | 設置場所が限られる、広範囲には不向き。 | SHIMADA「コウモリ忌避剤 モグラクリン」 |
固形タイプ | 設置が簡単、効果が持続する。 | 効果範囲が狭い。 | ネズミ対策ドットコム 「コウモリ忌避 コウモリいやがる袋」 |
効果的な使い方
- コウモリの侵入口や、よく見かける場所に重点的に設置・散布する。
- 定期的に交換・散布し、効果を持続させる。
- 複数の忌避剤を併用すると、より効果的。
- ハッカ油を使って自作することも可能
超音波
コウモリは超音波を使って周囲の状況を把握しています。超音波発生器は、コウモリが嫌がる周波数の超音波を発することで、コウモリを追い払う効果が期待できます。
メリット | デメリット | おすすめ製品 |
---|---|---|
人には聞こえないため、騒音にならない。 広範囲に効果が及ぶ。 | 効果がない個体もいる。 設置場所によっては、効果が薄れる。 ペット(特にげっ歯類)に影響を与える可能性がある。 | ユタカメイク「ガーデンバリア GDX型」 |
効果的な使い方
- コウモリの侵入口付近や、ベランダ全体に超音波が届くように設置する。
- 障害物があると超音波が遮られるため、設置場所に注意する。
- 定期的に電池交換やメンテナンスを行う。
防鳥ネット
防鳥ネットは、物理的にコウモリの侵入を防ぐ、最も確実な対策です。
メリット | デメリット | 選び方のポイント |
---|---|---|
コウモリの侵入を完全に防ぐことができる。 効果が長期間持続する。 | 設置に手間がかかる。 ベランダの景観を損ねる場合がある。 | 網目の細かさ: 1cm以下の細かい網目のものを選ぶ。 素材: 耐久性のあるポリエチレン製などがおすすめ。 サイズ: ベランダ全体を覆えるサイズを選ぶ。 |
設置方法
- ベランダのサイズを測り、適切なサイズのネットを用意する。
- ネットをベランダの手すりや天井などに、隙間なくしっかりと固定する。
- 必要に応じて、支柱やワイヤーを使ってネットを補強する。
その他の対策
- 光: コウモリは明るい場所を嫌うため、センサーライトなどを設置するのも有効です。
- テグス: コウモリの飛行経路にテグスを張ることで、侵入を妨害する。
- CD: CDの反射光をコウモリが嫌がるという説がありますが、効果は限定的です。
これらの対策は、他の対策と併用することで、より効果を高めることができます。
侵入口を徹底的に塞ぐ!具体的な方法と注意点
コウモリは、わずか1cm程度の隙間からでも侵入できます。侵入口を徹底的に塞ぐことが、再侵入を防ぐための最も重要な対策です。
チェックすべき場所
- 換気口: 換気扇のフードや、壁の換気口
- エアコンの配管周り: 室外機と室内機をつなぐ配管の隙間
- 壁のひび割れ: 外壁のひび割れや、モルタルの剥がれ
- 屋根と壁の間: 瓦屋根と壁の隙間、軒下
- 窓やドアの隙間: 窓枠やドア枠と壁の隙間
封鎖方法
- 金網: 目の細かい金網(1cm以下)で隙間を覆う。
- パンチングメタル: 強度が高く、コウモリが破りにくい。
- シーリング材: 小さな隙間を埋めるのに有効。
- パテ: 大きな隙間を埋めるのに有効。
注意点
- 封鎖作業は、コウモリがいないことを確認してから行いましょう。
- 高所作業になる場合は、安全に十分注意しましょう。
- 自分で封鎖するのが難しい場合は、専門業者に依頼しましょう。
コウモリをベランダに寄せ付けない予防策
コウモリを寄せ付けないためには、次のような予防策が重要です。
対策 | 詳細 |
---|---|
定期的な清掃 | ベランダを清潔に保ち、コウモリの餌となる昆虫を減らす。 |
照明の管理 | 照明に集まる虫を減らすために、LED照明に変えたり、不要な照明は消したりする。 |
隙間を塞ぐ | 定期的に家屋を点検し、コウモリが侵入できそうな隙間を塞ぐ。 |
忌避剤の使用 | 定期的に忌避剤を使用し、コウモリが寄り付きにくい環境を作る。 |
ベランダのコウモリのフン掃除|安全な方法と消毒の徹底
コウモリのフンには、様々な病原体が含まれている可能性があります。安全に掃除し、消毒を徹底することが重要です。
掃除の手順
- 準備:
- マスク、ゴーグル、ゴム手袋、帽子、長袖長ズボンを着用する。
- 使い捨ての服や、汚れても良い服を着用する。
- 掃除用具(ほうき、ちりとり、雑巾、バケツ、ゴミ袋など)を用意する。
- 消毒液(次亜塩素酸ナトリウム溶液など)を用意する。
- フンを湿らせる:
- 乾燥したフンは、空気中に舞い上がりやすく危険です。
- 掃除を始める前に、フンに消毒液や水をスプレーし、湿らせます。
- フンを取り除く:
- ほうきやちりとりを使って、フンを丁寧に取り除きます。
- 取り除いたフンは、ビニール袋に二重に入れて密封します。
- 清掃と消毒:
- フンがあった場所を、消毒液を含ませた雑巾で拭き掃除します。
- 床や壁など、広範囲にフンが散らばっている場合は、消毒液を噴霧器で散布するのも効果的です。
- 後片付け:
- 使用した掃除用具は、消毒液で洗浄するか、使い捨ての場合は廃棄します。
- 着用していた服は、すぐに洗濯します。
- シャワーを浴びて、体についたフンや汚れを洗い流します。
注意点
- フンを吸い込まないように、必ずマスクを着用しましょう。
- フンに直接触れないように、必ず手袋を着用しましょう。
- 消毒液は、使用方法をよく読んでから使いましょう。
- 換気をしながら作業しましょう。
コウモリに関する法的規制と注意点|知っておくべき「鳥獣保護管理法」
ベランダのコウモリ対策を検討する上で、必ず知っておかなければならないのが「鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」です。この法律は、野生鳥獣の保護と管理、狩猟の適正化を目的としており、コウモリもその対象に含まれます。
なぜコウモリは保護されているのか?
コウモリは、生態系において重要な役割を果たしています。多くは昆虫を主食としており、蚊やガなどの害虫を捕食することで、農作物を守ったり、感染症の媒介を抑制したりする益獣としての側面も持っています。そのため、無秩序な捕獲や駆除は生態系のバランスを崩す可能性があるため、法律で保護されているのです。
鳥獣保護管理法で禁止されていること
鳥獣保護管理法では、原則として、許可なく野生鳥獣を捕獲・殺傷することが禁止されています。これは、コウモリも例外ではありません。具体的には、以下の行為が禁止されています。
- 捕獲: コウモリを捕まえたり、罠を仕掛けたりすること。
- 殺傷: コウモリを殺したり、傷つけたりすること。
- 巣の破壊: コウモリの巣を壊したり、卵や雛を傷つけたりすること。(繁殖期は特に注意が必要です)
これらの行為を行った場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処される可能性があります。(鳥獣保護管理法 第83条)
ベランダのコウモリ対策で許容される範囲
では、ベランダにコウモリが来て困っている場合、どのような対策なら許されるのでしょうか?
鳥獣保護管理法では、「追い払い」や「侵入防止」は、原則として許可なく行うことができます。
具体的には、以下の対策は合法的に実施できます。
- 忌避剤の使用: コウモリが嫌がるニオイや成分で追い払う。
- 超音波機器の使用: コウモリが嫌がる超音波を発して追い払う。
- 防鳥ネットの設置: ベランダに物理的なバリアを設け、侵入を防ぐ。
- 隙間の封鎖: コウモリの侵入口となる隙間を塞ぐ。
ただし、これらの対策を行う際も、以下の点に注意が必要です。
- コウモリを傷つけない: 追い払いや侵入防止の過程で、コウモリを傷つけたり、殺したりしないように注意する。
- 繁殖期への配慮: コウモリの繁殖期(5月~8月頃)は、巣の中に子どもがいる可能性があるため、特に慎重に対応する。
- 自治体への確認:コウモリの種類、地域、状況によっては独自のルールが定められている場合があります。不安な場合は、対策前にお住まいの自治体の鳥獣保護担当窓口に確認することをおすすめします。
違法行為にならないためのポイント
- 「捕獲」「殺傷」は絶対にしない。
- 「追い払い」「侵入防止」を目的とした対策を行う。
- コウモリを傷つけないように注意する。
- 繁殖期は特に慎重に対応する。
- 不安な場合は自治体に相談する。
これらのポイントを守り、適切な方法でコウモリ対策を行いましょう。
ベランダのコウモリよけはプロの駆除業者に依頼がおすすめ7つの理由
確実な駆除と再発防止
プロの業者は、コウモリの生態や習性、効果的な駆除方法に関する専門知識と豊富な経験を持っています。
そのため、コウモリの種類、生息状況、建物の構造などを総合的に判断できるので、最適な駆除方法を提示してくれます。
また侵入口の特定と封鎖、忌避剤の設置など再発防止策を徹底的に行ってくれたり、再発した場合の保証を提供している業者が多く、安心して依頼できます。
安全性の確保
プロの駆除業者は、危険の伴う屋根裏や軒下など、高所での作業が必要な場合でも、安全に作業を行ってくれます。
またコウモリのフンに含まれる病原菌や、コウモリに寄生するダニなどから身を守るため、適切な保護具を着用し、鳥獣保護管理法を遵守した適切な方法で駆除してくれます。
時間と労力の節約
自分で対策する場合、調査や対策に多くの時間と労力がかかりますが、プロの業者に依頼すれば、効率的に作業を進めてもらえます。
コウモリの存在によるストレスや不安から解放される点もプロの駆除業者に依頼するメリットの1つと言えるでしょう。
健康リスクの回避
コウモリのフンには、様々な病原体が含まれている可能性がありますが、プロの業者は、安全かつ衛生的にフンを清掃・消毒してくれます。
また自力で行う際に大きなリスクとなるコウモリが媒介する感染症のリスクを回避できるのも嬉しいですよね。
侵入口特定の困難さ
コウモリは、わずか1cm程度の隙間からでも侵入できるため、どこから侵入しているか特定しにくいですよね。
また家屋の構造は複雑なので、侵入口が複数存在する可能性もあります。
そんな場合でもプロの業者は、経験と知識に基づき、見つけにくい侵入口も特定してくれます。
被害状況の悪化を防ぐ
コウモリの糞を放置すると被害が拡大する可能性が…。
ですが、プロの業者に依頼することで早期に問題を解決し、被害の拡大を防いでくれます。
またコウモリのフンによる建物の腐食や、コウモリに寄生するダニの発生など、二次被害を防ぐといったメリットもあります。
アフターフォロー
定期的な点検やメンテナンスを実施してくれたり、コウモリに関する相談に乗ってくれる業者もあります。
そのため、駆除後も手厚いサポートが期待できるでしょう。
費用対効果
自力で行う一時的な対策を繰り返すよりも、プロに依頼して根本的に解決した方が、結果的に費用を抑えられる場合があります。
これらの理由から、特に以下のような場合は、プロの駆除業者への依頼を強くおすすめします。
- コウモリの数が多く、被害が深刻な場合
- 侵入口が特定できない場合
- 高所作業が必要な場合
- 自分で対策する時間や自信がない場合
- 安全かつ確実に駆除したい場合
- 再発を防ぎたい場合
プロの業者に依頼することで、コウモリ問題を根本的に解決し、安心・安全な生活を取り戻すことができます。
以下、口コミ評判の良いプロの駆除業者となりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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コウモリに関するQ&A – よくある質問に専門家が回答
Q1: コウモリは人に危害を加えますか?
A1: 基本的にコウモリは臆病な性格なので、人から近づいたり、危害を加えない限りは襲ってくることはありません。しかし、素手で触ったり、追い詰めたりすると、噛みつかれる可能性があります。
Q2: コウモリを見かけたらどうすればいいですか?
A2: 近づかず、刺激しないようにしましょう。静かにその場を離れ、自治体や専門業者に相談してください。
Q3: コウモリのフンはどんな形ですか?
A3: コウモリのフンは、5mm~10mm程度の細長い形をしており、黒色または茶褐色です。乾燥すると、ポロポロと崩れやすいのが特徴です。
Q4: コウモリは夜行性ですか?
A4: はい、コウモリは主に夜間に活動します。しかし、日中でもエサを求めて活動することがあります。
Q5: コウモリは冬眠しますか?
A5: はい、アブラコウモリは冬眠します。冬の間は、暖かい場所でじっとして過ごします。
まとめ|ベランダのコウモリよけ対策はこれで完璧!
コウモリは、雨風をしのげる場所や、餌となる昆虫がいる場所に飛来する習性があるため、ベランダに集まりやすい傾向があります。
コウモリによる被害は、フン害、騒音被害、家屋への侵入、衛生害虫の発生、精神的ストレスなど、多岐にわたるため、放置せずに早急に対策しましょう!
そんなコウモリをベランダに寄せ付けない対策には、忌避剤、超音波、防鳥ネットなどが効果的!
また侵入口を徹底的に塞ぐことが、再侵入を防ぎたい場合は重要な対策と言えるでしょう。
コウモリのフン掃除は、安全に行い、消毒を徹底する。
被害が深刻な場合や、自分で対策するのが難しい場合は、プロの専門業者に依頼することでベランダのコウモリ被害から解放されます。
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